基礎の化粧モルタルのひび割れは、完全に防ぐことは難しいですが、新築時に適切な対策を講じたり、定期的なメンテナンスを行うことで、ひび割れの発生を抑制することができます。ここでは、基礎の化粧モルタルのひび割れを予防するために、新築時にできる対策と、その後のメンテナンスについて解説します。まず、新築時にできる対策として、最も重要なのは、適切な基礎設計と施工です。基礎の設計段階で、地盤調査をしっかりと行い、地盤の状況に合わせて適切な基礎構造を採用する必要があります。また、施工においても、モルタルの配合や養生などを適切に行い、ひび割れが発生しにくいように注意する必要があります。さらに、基礎のコンクリートを打設する際には、ひび割れを抑制するための対策を講じることも重要です。例えば、ひび割れ誘発目地を設けたり、ひび割れ抑制剤を混入したりする方法があります。また、基礎の立ち上がり部分に、ひび割れ防止用のシートを貼ることも有効です。次に、その後のメンテナンスについてですが、定期的に基礎の状態をチェックし、早期にひび割れを発見することが重要です。ひび割れを発見したら、放置せずに、早めに補修するようにしましょう。また、ひび割れから水が侵入しないように、定期的に防水処理を行うことも大切です。基礎の化粧モルタルは、経年劣化によって、ひび割れが発生しやすくなります。そのため、定期的なメンテナンスを行うことで、基礎の寿命を延ばすことができます。また、基礎の周りに植物を植える際には、根が基礎に侵入しないように注意しましょう。根が基礎を傷つけ、ひび割れの原因となることがあります。基礎の周りは、常に清潔に保ち、水はけを良くすることも重要です。基礎の近くに水が溜まっていると、基礎が劣化しやすくなります。これらの対策とメンテナンスをしっかりと行うことで、基礎の化粧モルタルのひび割れの発生を抑制し、住宅の耐久性を高めることができます。