エアコンの水漏れは、ドレンホースの詰まりやフィルターの汚れだけが原因ではありません。長年、エアコン修理に携わってきた専門業者であるCさんに、エアコン水漏れの意外な原因と対策について解説していただきました。Cさんによると、意外な原因として、まず、エアコンの設置状況が挙げられると言います。エアコンが水平に設置されていない場合や、壁との間に隙間がある場合、結露水が正常に排水されず、水漏れの原因になることがあります。特に、エアコンの設置後に、壁が歪んだり、エアコン自体が傾いてしまったりすると、水漏れが発生しやすくなります。また、配管の断熱材の劣化も、意外な水漏れの原因の一つです。配管の断熱材が劣化すると、配管で結露が発生し、水滴が垂れてくることがあります。特に、夏場は、配管の温度と外気の温度差が大きいため、結露が発生しやすくなります。さらに、室外機のドレンホースが詰まっている場合も、水漏れの原因になることがあります。室外機のドレンホースは、雨水やホコリなどが溜まりやすく、詰まりやすい場所です。室外機のドレンホースが詰まると、排水がうまくいかず、水が溢れてしまうことがあります。Cさんは、エアコンの水漏れを未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスが重要だと強調します。まず、フィルターの掃除は、月に一度程度行うようにしましょう。また、ドレンホースの詰まりがないか、年に一度は点検するようにしましょう。ドレンホースの詰まりを解消するには、市販のドレンホースクリーナーを使用したり、専門業者に依頼したりすることがおすすめです。さらに、エアコンの設置状況も、定期的に確認するようにしましょう。エアコンが水平に設置されているか、壁との間に隙間がないかなどを確認し、もし、異常があれば、専門業者に相談しましょう。もし、自分でできる対策をしても、水漏れが解消しない場合は、エアコン内部に問題がある可能性が高いです。その場合は、専門業者に依頼し、正確な原因を特定してもらうようにしましょう。専門家から見ると、エアコンの水漏れは、早期に対処すれば、大きなトラブルを防ぐことができます。今回の記事が、エアコンの水漏れに悩んでいる方の参考になれば幸いです。