捨てコンクリートは、打設後、ひび割れが発生することがあります。ひび割れは、捨てコンクリートの強度を低下させ、基礎工事に支障をきたす可能性もあるため、原因を特定し、適切な対策を講じる必要があります。この記事では、捨てコンクリートにひび割れが発生する原因と、対策について解説します。まず、捨てコンクリートにひび割れが発生する主な原因は、以下の3つです。1つ目は、乾燥収縮によるひび割れです。コンクリートは、打設後、乾燥する際に収縮します。この収縮によって、コンクリートにひび割れが発生することがあります。2つ目は、温度変化によるひび割れです。コンクリートは、温度変化によって膨張したり、収縮したりします。この温度変化によって、コンクリートにひび割れが発生することがあります。3つ目は、地盤沈下によるひび割れです。地盤が軟弱な場合や、地盤沈下が発生した場合、捨てコンクリートにひび割れが発生することがあります。これらのひび割れを防止するためには、以下の対策を講じる必要があります。まず、適切な養生を行うことです。コンクリートは、打設後、乾燥する際にひび割れが発生しやすいため、適切な養生を行い、乾燥を緩やかにすることが重要です。養生期間は、コンクリートの配合や、気温、湿度によって異なりますが、一般的には、数日から1週間程度です。次に、適切な配合のコンクリートを使用することです。コンクリートの配合は、ひび割れ発生を抑制するために、非常に重要です。専門家(建築士など)に相談し、適切な配合のコンクリートを使用するようにしましょう。さらに、地盤調査をしっかりと行うことです。地盤が軟弱な場合や、地盤沈下が発生する可能性がある場合は、事前に地盤改良を行うなど、適切な対策を講じる必要があります。捨てコンクリートのひび割れは、完全に防ぐことは難しいですが、適切な対策を講じることで、ひび割れの発生を抑制することができます。もし、捨てコンクリートにひび割れが発生した場合は、専門家(建築士など)に相談し、ひび割れの程度や、補修の必要性を判断してもらうようにしましょう。