ゴミ屋敷になってしまった人の中には、「片付けようと思っても途中で挫折してしまう」という悩みを抱えている人が多くいます。最初はやる気があっても、途中で疲れてしまったり、思うように進まなかったりして、結局ゴミ屋敷の状態に戻ってしまうのです。では、なぜ片付けが続かないのでしょうか?ここでは、ゴミ屋敷の「あるある」とともに、片付けに挫折する理由とその対策について考えてみましょう。まず、「最初から完璧に片付けようとしてしまう」ことが挫折の原因のひとつです。「今日は一気に全部片付ける!」と意気込んでも、実際にやり始めると作業量が多すぎて疲れてしまい、途中でやる気をなくしてしまうことがあります。これを防ぐためには、「まずは机の上だけ片付ける」「今日はゴミ袋1つ分だけ捨てる」といったように、小さな目標を立てることが重要です。少しずつでも片付けを進めることで、達成感を得ながら継続しやすくなります。次に、「思い出の品を見つけて手が止まる」というのも、片付けが進まない原因のひとつです。片付けをしていると、昔の写真や手紙、使わなくなったけれど思い入れのある物が出てきて、つい手を止めてしまうことがあります。こうした場合、「思い出の品は後で整理する」と決めて、まずはゴミを処分することに集中することが大切です。また、「片付けの途中で別のことを始めてしまう」というのも、挫折する原因です。たとえば、掃除をしながらスマホをいじったり、片付けの途中でテレビを見たりしてしまうと、集中力が途切れてしまい、結局片付けが中途半端で終わってしまいます。この場合、「片付けが終わるまではスマホを触らない」「時間を決めて集中して片付ける」などのルールを決めることで、スムーズに掃除を進めることができます。さらに、「片付けの途中でゴミを分類しようとして混乱する」というのも、挫折する理由のひとつです。「これは燃えるゴミ?それとも資源ゴミ?」と悩んでしまい、作業がストップしてしまうことがあります。こうした場合は、「とりあえず捨てるものと残すものに分ける」「後で細かく分別する」といった方法をとることで、スムーズに片付けを進めることができます。