ゴミ屋敷の住人の中には、「一度は片付けたのに、またすぐに散らかってしまった」という経験を持つ人が多くいます。せっかく片付けても、気づけば元のゴミ屋敷状態に戻ってしまう…そんな「リバウンド」現象が起こるのには、いくつかの原因があります。まず、ゴミ屋敷がリバウンドする大きな理由のひとつが、「片付けるだけで維持する意識がない」ということです。片付けをする際、「とにかく一気にきれいにしよう」と意気込む人が多いのですが、大切なのは片付けた後の習慣です。たとえば、一度片付けた後に「また使ったものを元に戻さない」「ゴミをすぐに捨てない」などの行動が続くと、短期間で再びゴミが溜まってしまいます。この場合、片付けを一度のイベントとして考えず、「毎日少しずつ維持する」ことを意識することが重要です。次に、「収納がうまく機能していない」というのも、リバウンドの大きな原因です。ゴミ屋敷から脱却しようとして一気に片付けたものの、「収納場所がない」「片付ける場所を決めていない」といった理由で、すぐに散らかってしまうことがあります。特に、使う頻度の高いものが適切に収納されていないと、出しっぱなしにする習慣がついてしまい、結果的に部屋が散らかりやすくなります。この場合、収納スペースを確保し、「どこに何をしまうか」を明確に決めることで、片付けを習慣化しやすくなります。また、「ゴミを出すタイミングを逃してしまう」ことも、リバウンドの原因のひとつです。ゴミ屋敷の住人は、「ゴミの日に出し忘れる」「袋がいっぱいになっても放置する」ことが多く、気づいたときにはゴミが山積みになっているというケースがよくあります。ゴミをためないためには、「ゴミ袋がいっぱいになったらすぐ捨てる」「ゴミの日の前日に準備する」などのルールを決めると効果的です。さらに、「買い物の量が多すぎる」というのも、ゴミ屋敷のリバウンドを引き起こす要因です。片付けたあとに、「また新しいものをどんどん買ってしまう」「必要のないものを衝動買いしてしまう」といった習慣があると、すぐに物が増えてしまい、片付けが追いつかなくなります。これを防ぐためには、「新しいものを買う前に、家にあるものを確認する」「1つ買ったら1つ捨てる」などのルールを設けることで、物を増やしすぎないように意識することが大切です。
ゴミ屋敷「あるある」!片付けてもすぐにリバウンドしてしまう理由